長く続けることの意味

例えばの話と前置きをして。

 

自分のバンドを20年以上も続けてこれていることに、客観的によくやってるなーと思いながらも、

実は深く考えてもなく、自然の流れに逆らうことなく、上手く乗りこなしているような気もしていてるワケです。

メンバーの意向に抗うこともなく、自分の信念も曲げることなく、幸運なことに融合されて消化できているかもしれません。

 

イヤなことはイヤと言える状況も確立した上で向き合う。

ただし、与えられた場所や期待を裏切ることもしないで、気持ちをフィットさせる感覚を損なわないように調整もしてる。

この辺の感覚の微調整が若い頃には難しかったように思う。

得るものに対しての見返りも求めたくなり、無くしたものを取り返すワガママも大きかったから、どうしても振り幅が大きくなる。

振り幅が大きいと、気持ちの善し悪しにも結構影響して、フラストレーションが溜まるんですよ。

 

そういう部分が歳とともにマイルドになるというか、無理をしない程度にテンションを掛けることを覚えたのか、

まあこういうメンタルの平衡感覚を養ってると、仕事やプライベートもアップダウンなく向き合っていけるように思います。

 

何を思ったのかというと、すっげー売れたバンドって短命で終わることが多く、完全燃焼の美学のように例えられるねんけど

バンド内の意思のぶつかり合い、意見の食い違い、ベクトルの方向性等がバラバラになって空中分解することって多いと思うのよね。

自分にとっても、背負い込んでた時期もあって、そこから逃げようと過去に解散宣言をしてやめているのも事実で。

 

確かに、バンドに夢中になって、プライベートの8〜9割をバンドに費やしてた時期って、ものすごい短かったように思う。

YOUTH ANTHEMも22年目を迎えてるんですけど、初期の5年間はひたすらガムシャラにって感じで、走ってたように思うし、

その次の中期頃(2002〜2005年)のたった3〜4年間に、次へのステップを模索して、もがき続けて迷走してて。

 

そこで一度解散を選んでリセットしてからの方が長いんよなーと、ふと感じてね。

必死になってた時期は情熱や想いもいっぱいに詰まってて、濃厚な活動ではあったけどそういう時期って短かったと。

それから、売れたいワケでもないけど、与えられたチャンスや与えられた期待をフワフワっとしながらも消化して

仕事とプライベートに挟まれながらも、何とか活動も続けてこれてるのは、周囲の協力ももちろんですけど、

それ以上にメンタルコントロールって重要なんですよと再認識したワケです。

 

話は変わって、全く「釣りに行く熱」にスイッチが…寒さももちろんですけど、悪影響は1月の和歌山4連敗が大きく影響してます。

燃え尽き症候群のような感覚ですかね、釣れないスイッチが押し込まれて戻ってこないッス。

例年ならメバルでお茶を濁して春を待ちわびてるんですけど、どうもアオリイカに負け越してるのが原因のようで、

リベンジはエギングでって感じになってます。

 

んなことを言いながら、とうとう3月2週目に超久々にアジを泳がせて、ヤエンでリベンジ話が会社で湧いてきまして

ここで2月の週末お留守番を取り戻そうかと妄想中。

週末を自宅でヌクヌクは、まあ例年通りなんですけど、昨年末からのアオリ連敗(1月の奇跡の出来事が余計に期待値を上げて)を

何とかリセットしてから、春のスポーニング琵琶湖にシフトしていきたいなーって思っております。

 

NEWキャロ用バッキバキロッドをブチ曲げるのは5月以降かなー、まだまだ春は遠いね。